牧野葵 (ヴァイオリン)


愛知県立芸術大学音楽学部を首席卒業。同大学大学院に在学中。第65回全日本学生音楽コンクール名古屋大会第1位。第2回刈谷国際音楽コンクール優秀賞及び審査員特別賞受賞。第3回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第3位。2016年度公益財団法人青山財団奨学生。これまでにヴァイオリンを、深谷美穂子、福本泰之、桐山建志の各氏に師事。
 
 

太田咲耶 (ハープ)


愛知県出身。第15回大阪国際音楽コンクールハープ部門第3位。2014年度フランス ニース夏期国際音楽アカデミーにてマリー・ピエール=ラングラメ氏のマスタークラスを受講。愛知県立芸術大学、卒業。在学中、学内選抜オーディションにより「室内楽の夕べ」に出演。これまでに、ハープを近藤薫、木村茉莉、室内楽を白石玲子、百武由紀、市坪俊彦、高木綾子の各氏に師事。現在、東京藝術大学大学院修士課程2年在学中、早川りさこ氏に師事。
 
 

 
 
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
 
昨年に引き続き、リサイタルを開催できることを嬉しく思います。今回は、ハープのソロ作品だけでなく弦楽器との室内楽も取り入れました。ハープと弦楽器は相性が良いと思っていますので、サロン全体がとても心地よい空間に包まれるのではないかと楽しみにしています。
 
 
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
 
 どの作品も魅力的ですが、ドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」をお勧めしたいです。この曲はハープと弦楽合奏のために書かれていて、ハープ奏者なら一度は演奏してみたいと思う曲です。名前の通り二曲から成っており、神聖な舞曲の出だしの弦楽器から受け継ぐハープの独奏は、いかに繊細で美しく弾けるかと腕の見せ所になっています。
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
 私が学部生だったときからの先輩後輩で、そのときから真摯に音楽に取り組んでいる印象でしたので今回お願いしました。愛知で活躍している方達ばかりなので、共演できとても嬉しいです!
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
 ソロ、室内楽、オーケストラ、どの分野においても曲ごとに丁寧に分析し、いかに音楽的に表現できるかということを忘れないでいきたいです。
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
 どの曲も素晴らしく私が大好きな曲ばかりで私自身演奏するのが楽しみなのですが、是非聞きに来てくださると嬉しいです。ハープは弦が振動して音が鳴る楽器です。ホールでしか味わえない響きがありますので、是非それを感じていただければと思います。

井上 実優(ピアノ)


井上 実優 Miyu Inoue
名古屋音楽大学音楽学科ピアノコース四年在学中。声楽、合唱の伴奏に多く携わる。名古屋音楽大学オペラ研究会では、J.シュトラウス『こうもり』、モーツァルト『フィガロの結婚』 『コジファントゥッテ』等、伴奏ピアニストを務める。ピアノを竹内嘉奈子、久米隆司、原田綾子の各氏に師事。
 
 

 
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
 
今回このような機会をいただき、とても嬉しく思っています。皆様の心に残る音楽を奏でたいです。
 
 
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
 
オペラ、歌曲と盛りだくさんの曲目となっています。ソロだけでなく、美しい重唱も聴きどころです。最後まで楽しんでいただけるプログラムとなっています。
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
大倉くんはとにかく一生懸命に音楽と向き合っていて、同い年として尊敬しています。声色がとても豊かで、温かい歌声がとても魅力的です。
井口さんの歌声はきらきらしていて大変美しく、引き込まれてしまいます。
とても素敵なお二人と演奏できることが楽しみです。
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
常に向上心、追求心を持った音楽家になりたいです。
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
お客様、お一人お一人に心を込めて演奏します。素敵なひとときになっていただけたら嬉しいです。

大倉 一将(バス)


大倉 一将 Kazumasa Okura 
名古屋音楽大学声楽コース四年在学中。これまでに『フィガロの結婚』タイトルロール、『コジファントゥッテ』ドン・アルフォンソ、『友人フリッツ』アネッツォ、『ヘンゼルとグレーテル』ペーター、『ドン・ジョヴァン二』レポレッロで出演。平成27年度の愛知県警察少年柔道・剣道大会にて、大学を代表し「君が代」を演奏。声楽を松下雅人氏に師事。
 
 

 
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
 
お客様の心の中で生き続ける、大切な思い出のひとつになるような音楽を奏でたいと思っています。
 
 
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
 
今回のコンサートの曲目は、穏やかな曲からわくわくするような曲まで幅広く用意がしてあります!
きっと、最後の曲まで飽きることなく楽しんでいただけると思います。
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
ピアニストの井上さんとはさまざまな演奏会で伴奏をしていただいてるので、僕としてはとても安心感があり、頼りになるパートナーです。井口さんは、声も表現も大変に魅力的で、特に重唱をする際には、彼女の音楽を引き立てるようなバスパートを歌わなければと、少々プレッシャーを感じていますが、大変に楽しみです。
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
表現したいことや、伝えたい音楽を全てお客様の心に届け、それを楽しんでもらえるような音楽家になりたいです。また、それに伴う努力をきちんと続けていくことが出来る、立派な歌手になりたいと考えています。
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
お客様全員に、笑顔で聴いていただけるような仕込みと準備をしてまいりましたので、どうか最後までお楽しみください。本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。

井口 侑奏(ソプラノ)


井口 侑奏 Yukana Iguchi
愛知県立芸術大学卒業、同大学大学院音楽研究科博士前期課程声楽領域を首席で修了。日本演奏連盟主催の「新進演奏家育成プロジェクト」において名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。あいちトリエンナーレプロデュースオペラ『魔笛』に童子Ⅰ 役で出演。声楽を熊谷美子、熊谷公博、佐橋美起、森川栄子、三輪陽子の各氏に師事。
 
 

 
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
 
皆様が日常を忘れるくらい、どっぷり浸れる音楽をお届けしたいです。
 
 
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
 
すべての歌詞、すべての音に心を注いでいますので余すことなく楽しんでいただきたいです。強いて言うのであれば、一曲一曲の空気感を変えられる音楽づくりを目指しているのでご注目ください!
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
とっても優秀で素敵なバス歌手です。今回ご一緒できるのが本当に楽しみで待ち遠しかったです!
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
人の琴線に触れる歌を歌える人間になりたいです。そして、ご縁を大切にできる音楽家になりたいです。
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
音楽は1人ではできません。
お客様がそこにいて、私たちの音を受け止めてくださらねば、ただの音遊びになってしまいます。今日ここにお集まりいただいた皆様お一人お一人に感謝を申し上げます。

原田 実和子(ピアノ)


原田 実和子 Miwako Harada
岡山県立城東高校音楽学類、愛知県立芸術大学を経て、今春同大学院鍵盤楽器領域修了。これまでに内山優子、青木俊子、重利和徳、北住淳の各氏に師事。第3回上代記念音楽コンクールピアノ部門中学生の部第1位、第6回高校生の部第2位。第12回大阪国際音楽コンクールファイナル入選。2012年ドイツInternationale Klavierakademie Murrhardtにてディプロム取得。第30回愛知ピアノコンクール大学・一般部門金賞。大学在学中、愛知県立芸術大学学生によるピアノ名曲の夕べ、オープンキャンパスコンサートに出演。大学院在学中、名古屋大学との共同企画であるキャンパスコンサートに出演し、豊田講堂にて演奏。大学院最優秀修了生によるコンサートに出演。現在はピアノ講師として後進の指導にあたるほか、ソロ、伴奏等で積極的な音楽活動を行っている。
 
 

 
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
 
フルート、チェロ、ピアノでトリオを組むのは今までに経験が無く、本番どんな音が鳴るのかとても楽しみです。そしてこのような新しい経験が自分の音楽の栄養になることは間違いないので、全力で楽しみ学びたいと思っています。
 
 
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
 
今回のプログラムはフランスの作曲家の作品を主に取り上げています。その中でもゴーベールのロマンチックな小品は、初めて聴いた瞬間に「なんていい曲なんだ!」と驚きました。思わずうっとりしてしまうようなチェロの旋律に始まり、澄んだフルートの音も加わっての美しい掛け合い、フランス作品特有の和声で色づけしていくピアノ、とそれぞれの楽器の良さが非常によく表れている素晴らしい作品です。
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
お二人とも気さくで、初めてお会いした時も初対面とは思えないほどリラックスして話すことができました。
チェロの山田さんはフランクでかる~いノリの時もありますが、音楽に関しては非常に熱いものを持っているように感じます。
フルートの松野さんは、面倒見の良いお兄さんのような方です。音楽に対しても真摯に向き合っているんだろうな、といった印象です。
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
私は地元岡山から離れて愛知を拠点に活動していることもあり、知り合いが少なく新しい出会いが数多くあります。初めて知り合う方々にもらう新しい発見やエネルギーに心動かされることがたくさんあるので、色んな人と出会って成長していける音楽家になりたいと思っています。また、人と同じく音楽との出会いも大切にしたいです。世の中には自分の知らない音楽がまだまだ山のようにあり、それらとの出会いはこの上なく幸せなことだと感じています。音楽を食べず嫌いせず(弾かず嫌い?)いいなと思える音楽をどんどん増やしていけるような音楽家になりたいです。
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
3人それぞれの良さが引き立つような、息の合った演奏ができるように頑張ります。楽しい演奏会になること間違いなしですのでぜひお越しください。

山田 真吾(チェロ)


山田 真吾 Shingo Yamada
6歳より才能教育研究会でチェロを始め、岐阜大学工学部卒業後、ハンガリー国立リスト音楽院修了。林良一、オンツァイ・チャバの両氏に師事。第14回ブルクハルト国際音楽コンクール弦楽器部門第2位(最高位)。第2回東京サミット音楽コンクールグランドファイナル銀賞第22回ヨーロッパ音楽コンクール弦楽器部門第3位(イタリア)ニューヨークサミットミュージックフェスティバル、ハンガリーフェスティバル、ミッドランド音楽祭等へ出演。ブダペスト、香港、東京、名古屋、岐阜でリサイタルを開催。ハンガリー、スイス、イタリア、オーストリア、オーストラリア、アメリカで演奏活動を行う。円光寺雅彦指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団とサン・サーンスチェロ協奏曲第1番を、リチェン指揮セントラル愛知交響楽団とハイドンチェロ協奏曲第1、2番を共演。最近ではクラシックのみならず、アルケミストと共演を重ねるなど活動の幅を広げている。現在ソロ、室内楽奏者として活動する一方、オーケストラの客演首席奏者も務める。
 
 

 
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
 
なかなかこの編成でのコンサートはないので、「フルートトリオの魅力」をご堪能ください!
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
松野
とても誠実な人物。質実剛健なテクニックに裏打ちされた豊かな音楽性をもっている!
原田さん
今回が初共演!お酒を飲むとより楽しい人になります!演奏はいかに?!
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
60歳を全盛期にできるよう精進を重ねたいです!
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
室内楽はあまり人気のない分野ですが、楽器間の掛け合いやバトルなど見所がたくさんあります。これを機会に室内楽を好きになってください!

松野 建(フルート)


松野 建 Tateru Matsuno
名古屋市生まれ。 同朋高校音楽科卒。国立音楽大学 フルート専攻 卒業。第5回 三重県フルートコンクール 第1位。第59回 全日本学生音楽コンクール名古屋大会 高校の部 第1位。これまでにフルートを、竹内梓、富久田治彦、大西圭子、大友太郎の各氏に師事。エマニュエル・パユ氏マスタークラス受講。jeugiaカルチャーセンターイオンモール千種、歌音美音楽スクール、「深音の館」フルート教室 各講師。名古屋を拠点に東海地方や東京でのコンサート活動多数。セントラル愛知交響楽団に出演。フラウト・トラヴェルソやリコーダー指導に加え、青少年オーケストラや吹奏楽の指導にも力を注いでいる。世界的タップダンスアーティスト、トニーマサとの共演や様々なJazzライブに主演。クラシックに留まらない分野で活動中。2014年ドイツ・オペラ公演「オペラクラシカ」に参加し、ベルリン、フランクフルト等ドイツ各地を巡回。2016年ロンドンにてモーツァルト:フルートとハープの為の協奏曲をロンドン・シンフォニエッタと共演。
 
 

 
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
 
小春日和の午後にふさわしい室内楽の名曲を選びました。選曲のポイントは[ロマンチック]です。フランスの作曲家たちが描くエスプリであります!
言葉がなくとも分かり合えるトリオの3人、心に響く名曲をお届けします。
 
 
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
 
「ファランク:トリオ」管楽器、弦楽器、鍵盤楽器の異なる音が相まって極上のサウンドが響きます。
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
山田さんの印象→身体とチェロがまるで一体となっているような熱い演奏は必見です。
原田さんの印象→明るい性格でありながら内に秘めた音楽への愛情は人一倍強く可憐である。
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
演奏を通して[元気]を届ける音楽家になることです。
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
地元名古屋で活動するトリオです。
心に残る演奏をお届けします。

向吉 彩華(ヴァイオリン)


向吉 彩華 Ayaka Mukoyoshi
千葉県出身。現在愛知県立芸術大学大学院博士前期課 程 1 年次在学中。第 3 回国際音楽祭NIPPON 公開レ ッスンオーディションに合格しマスタークラスを受講。 日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。2015 年岐阜国際音楽コンクールアンサンブル部門第 2 位。 学内選抜により室内楽の夕べ、卒業演奏会に出演。第 38 回読売中部新人演奏会に出演。宗次ホールランチタ イムコンサートに出演。高橋孝子、菅谷早葉、澤和樹、 沼田園子各氏に師事。
 
 

太田 咲耶(ハープ)


太田 咲耶 Sakuya Ota
愛知県出身。第 15 回大阪国際音楽コンクー ルハープ部門第 3 位。2014 年度フランス ニー ス夏期国際音楽アカデミーにてベルリンフィル 奏者マリーピエール=ラングラメ氏のマスター クラスを受講。愛知県立芸術大学を卒業。在学中、 学内選抜により、室内楽の夕べに出演。これまで にハープを近藤薫、木村茉莉、室内楽を白石玲子、 百武由紀の各氏に師事。4月より東京芸術大学大 学院修士課程1年在学中、早川りさこ氏に師事。
 
 

 
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
 
今回、リサイタルを行う機会を頂いて大変嬉しく思っています!私は、昨年大学を卒業して、今は大学院で勉強を続けています。まだまだ未熟な身ではありますが、今の私の姿をリサイタルで皆様に見せれたらなと思います。
また、今回のリサイタルでは、前半をハープのソロ曲、後半を、ヴァイオリンとの室内楽、とプログラムを組みました。ソロも室内楽も素敵な曲を用意致しますので、ハープの魅力が是非伝わればな、と思います。
 
 
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
 
ハープの演奏を身近に聞く機会はなかなか少ないと思いますが、実は素敵な曲が沢山あります。今回、有名な作曲家がハープのために書いた曲も幾つか演奏します。B.ブリテンの組曲やC.サン=サーンスのヴァイオリンとハープのための幻想曲等。こんな曲があったんだ!と是非楽しんで頂ければと思います。
 
 
・共演者はどのような印象の方たちですか。
 
今回、ヴァイオリンで共演する向吉彩華さんは、大学生のときの同期で、昨年も演奏会で共演しました。ハープのことをよく分かってくれているので、とてもありがたいですし、助かっています。どんな曲でも難なく弾いてしまう彼女のヴァイオリンにも耳を傾けてくださいね!私はヴァイオリンの音がとっても好きなので、もっとハープとのデュオの曲が沢山あればいいなぁ、と思います。
 
 
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
 
私はまだまだ勉強の身でありますが、ハープの魅力をもっと広げていけたらいいなと思いますし、沢山の人に、ハープの曲を知ってもらえたらいいなと思っています。その魅力を伝えられるような音楽家になるために、日々勉強に励んで頑張って行こうと思います。
 
 
・お客様へ一言、お願いします。
 
今回のリサイタルでは、様々な時代の曲を用意しました。全体を通して、皆様に少しでもハープのことを知っていただけたらいいな、と思います。是非、お気軽にお越しください。お待ちしています♪