愛知県出身。2歳よりヴァイオリンを始める。2015年イタリア、アメリカにて演奏ツアーに参加、第16回大阪国際音楽コンクールファイナル入選、第9回ベーテン音楽コンクール全国大会入選。2016年第19回長江杯国際音楽コンクール第5位(第1位なし)。2017年大学の学内選抜により「室内楽の夕べ」「室内楽の楽しみ」に出演。レオニード・ソロコフ、ピンカス・ズッカーマン、高木和弘、戸田弥生の各氏の公開レッスンを受講。これまでにヴァイオリンを松本茂、森下陽子、大関博明、野口千代光、白石禮子、室内楽を澤クァルテット、桐山建志、天野武子、百武由紀、白石禮子、辻井淳の各氏に師事。現在、愛知県立芸術大学3年在学。
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
今回リサイタルを出来ることになったことすごく嬉しいです。自分の大好きなロシアの作品を演奏できることがとても楽しみです。色々な編成で色々な作曲家で盛りだくさんですが、どれも良い曲なので、それぞれの世界観を表現したいと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
特にお勧めしたいのはグラズノフの弦楽四重奏曲第4番です。他の演奏曲はファーストヴァイオリンがほとんどのメロディーを担当することが多い中、この曲は色んなパートにメロディーが入り混じっているのでとてもアンサンブルが大変です。でも重厚な響きやグラズノフの独特な世界観を感じられる素晴らしい作品です。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
今回演奏するメンバーは全員大学の先輩で、いつも色々なことを助けられています。みんな熱心なので色々と頑張ってくれていると思います。私が自由に弾けるようにカルテットでは下三声で練習してくれたりしていて支えられています。ピアノを含めた編成ではガラッと雰囲気も変わり、色んなアイデアを出してくれるので楽しく演奏させてもらっています。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
今室内楽やソロ、オーケストラなどいろいろな編成でたくさんの経験もさせてもらっています。多くの作曲家の作品を弾いて、それぞれの曲に合ったアプローチの仕方について研究しているところです。今後どのような形で演奏活動をするかまだ決まっていませんが、色々な表現で曲の魅力を伝えられる演奏家になりたいです。
・お客様へ一言、お願いします。
ロシアの作品をこんなに聴けるのは珍しいと思います。メジャーなものからマイナーなものまで色々な曲を弾きますが、どれも良い曲で曲風も様々なので、飽きずにお楽しみいただけると思います。私もみなさんの心を掴めるように精一杯演奏します。