第22回日本クラシック音楽コンクール高校生部門第5位。第14回ショパン国際ピアノコンクール高校生部門全国大会金賞アジア大会奨励賞。第25回ペトロフピアノコンクール大学生部門第3位。第7回東京ピアノコンクール大学部門第2位。ロゼピアノコンクール2016第3位。第26回日本クラシック音楽コンクール大学生部門第5位。2015年夏、ヨーロッパ国際マスタークラス受講、ディプロマ取得。2016年度明治安田生命クオリティオブライフ文化財団、奨学生。現在、愛知県立芸術大学器楽専攻ピアノコース4年生に在学中。これまでに広野和子、松本総一郎の各氏に師事。
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
私は大学に入って初めて室内楽に取り組みました。室内楽の演奏においてピアノは、時には他のパートの伴奏を、時にはメロディーを演奏し、他の楽器との掛け合いの中で曲を作っていきます。ソロの演奏と違い、共演者と曲のイメージや解釈を共有して細部まで息を合わせて演奏をすることが必要とされます。今回のコンサートでは今まで大学で学んできたことを生かし、このメンバーで息の合った演奏を披露できたらと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
アレンスキーのトリオ曲では、とても馴染みやすいロシア風の旋律が曲全体に渡ってそれぞれの楽器で展開されていきます。各パートの掛け合いはもちろんですが、華やかなピアノパートの演奏にもぜひ注目して頂きたいと思います。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
同じ大学で3〜4年共に学んでいるため、普段から言葉を交わす機会も多く、とても打ち解けているメンバーだと思います。クインテットの編成は今回が初めてですが、個々にはデュオやトリオを組んだ経験があり、練習の時もお互いの意見を率直に話しながら楽しく合わせをしています。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
ソロの演奏だけでなく、今回のように室内楽や伴奏など様々な分野の演奏に取り組んでいきたいと思います。多くの方に楽しんで聴いて頂けるような演奏をするには、まだまだ技術、知識が足りない部分もあると思うのでこれからさらに勉強に励みたいと思います。
・お客様へ一言、お願いします。
あまり馴染みのない作曲家の曲もあるかと思いますが、様々な編成でお贈りするロシア人作曲家たちによる音楽を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。