水野綸(ヴァイオリン)
2歳よりヴァイオリンを始める。
第19回長江杯国際音楽コンクール第5位(1位なし)
第20回万里の長城杯国際音楽コンクール第4位。
大学の学内選抜により「室内楽の夕べ」「室内楽の楽しみ」「定期演奏会」に出演、「卒業演奏会」に出演予定。これまでに松本茂、森下陽子、大関博明、四方恭子、野口千代光、白石禮子の各氏に師事。レオニード・ソロコフ、ピンカス・ズッカーマン、高木和弘、戸田弥生の各氏の公開レッスンを受講。名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て愛知県立芸術大学4年在学。
4月より桐朋オーケストラアカデミー研修課程に進学予定。
太田結梨(ピアノ)
太田結梨(ピアノ)
和歌山県出身。愛知県立芸術大学を経て、現在同大学院2年に在学。
第15回熊楠の里音楽コンクールDクラス第1位。第6回日本バッハコンクール大学・大学院部門全国大会金賞。第21回KOBE国際音楽コンクール一般部門優秀賞。
これまでにピアノを井瀬かをり、太田友子、熊谷恵美子、内本久美の各氏に、チェンバロを安井直子氏に、オルガンを吉田恵氏に師事。
ピアノソロの他、伴奏や室内楽、バロック音楽の通奏低音でコンサートに出演している。
井上実優 (ピアノ)
大倉一将 (バリトン)
西畑佳澄 (ソプラノ)
匂坂 実佳 (ピアノ)
第22回日本クラシック音楽コンクール高校生部門第5位。第14回ショパン国際ピアノコンクール高校生部門全国大会金賞アジア大会奨励賞。第25回ペトロフピアノコンクール大学生部門第3位。第7回東京ピアノコンクール大学部門第2位。ロゼピアノコンクール2016第3位。第26回日本クラシック音楽コンクール大学生部門第5位。2015年夏、ヨーロッパ国際マスタークラス受講、ディプロマ取得。2016年度明治安田生命クオリティオブライフ文化財団、奨学生。現在、愛知県立芸術大学器楽専攻ピアノコース4年生に在学中。これまでに広野和子、松本総一郎の各氏に師事。
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
私は大学に入って初めて室内楽に取り組みました。室内楽の演奏においてピアノは、時には他のパートの伴奏を、時にはメロディーを演奏し、他の楽器との掛け合いの中で曲を作っていきます。ソロの演奏と違い、共演者と曲のイメージや解釈を共有して細部まで息を合わせて演奏をすることが必要とされます。今回のコンサートでは今まで大学で学んできたことを生かし、このメンバーで息の合った演奏を披露できたらと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
アレンスキーのトリオ曲では、とても馴染みやすいロシア風の旋律が曲全体に渡ってそれぞれの楽器で展開されていきます。各パートの掛け合いはもちろんですが、華やかなピアノパートの演奏にもぜひ注目して頂きたいと思います。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
同じ大学で3〜4年共に学んでいるため、普段から言葉を交わす機会も多く、とても打ち解けているメンバーだと思います。クインテットの編成は今回が初めてですが、個々にはデュオやトリオを組んだ経験があり、練習の時もお互いの意見を率直に話しながら楽しく合わせをしています。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
ソロの演奏だけでなく、今回のように室内楽や伴奏など様々な分野の演奏に取り組んでいきたいと思います。多くの方に楽しんで聴いて頂けるような演奏をするには、まだまだ技術、知識が足りない部分もあると思うのでこれからさらに勉強に励みたいと思います。
・お客様へ一言、お願いします。
あまり馴染みのない作曲家の曲もあるかと思いますが、様々な編成でお贈りするロシア人作曲家たちによる音楽を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
大田原 聖 (チェロ)
福島県出身。13歳よりチェロを始める。18歳までFTVジュニアオーケストラに所属。ミハル・カニュカ、ミロスラフ・ペトラーシュのマスタークラス受講。大学内にてクラウス・カンギーサーの公開レッスンを受講。第30、31回亀山若い芽のコンサートに出演。2017年大学の学内選抜により「室内楽の楽しみ」に出演。これまでにチェロを金谷昌治、高木雄司、花崎薫、室内楽を百武由紀、野村友紀、桐山建志、白石禮子の各氏に師事。現在、愛知県立芸術大学4年在学中。
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
ロシア音楽とは、西洋にはない音楽を作ろうと苦心した音楽の歴史そのものです。ロシア作曲家達が魂を注ぎ、祖国の伝統、文化、誇りを詰め込んだ寒い国の熱い情熱を感じる演奏をしたいと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
ショスタコーヴィチのピアノ五重奏は彼が作曲した室内楽曲で最も有名であり、ショスタコーヴィチが得意とするシニカルな動きをもつスケルツォや緻密な色合いの変化に注目してお聴きください。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
各人ともとても才能溢れる素晴らしい演奏者だと思っております。クインテットという初めての編成を取り入れることで各人がまた新たな響きを感じ日々練習しています。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
芸術家の岡本太郎氏が「綺麗と美しいは全く異なる」とおっしゃっていました。
私は「綺麗」な音楽ではなく「美しい」音楽が演奏できればと思っています。また、「音楽家」という小さな枠ではなく「芸術家」である演奏者になりたいと思っています。
・お客様へ一言、お願いします。
ロシアの音楽家が伝えたかった熱い思いをもし感じていただけたら幸いです。彼らの思いを是非感じていってください。
岡本 紗季 (ヴィオラ)
岡山県出身。4歳よりヴァイオリンを始め、15歳でヴィオラに転向。第17回日本演奏家コンクール弦楽器部門大学の部入選。第10回セシリア国際音楽コンクール弦楽器部門大学専門の部努力賞。第17回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-U入選。ミハル・カニュカのマスタークラスを室内楽で受講。名古屋で行われたViolaSpace2016若手演奏家のための公開マスタークラスを受講、及びViolaSpace2016、2017名古屋公演に出演。第31回亀山若い芽のコンサートに出演。2017年大学の学内選抜により「室内楽の楽しみ」に出演。これまでにヴィオラを江島幹雄、百武由紀、室内楽を百武由紀、桐山建志、天野武子、辻井淳の各氏に師事。現在、愛知県立芸術大学4年在学中。
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
今回こちらでリサイタルをさていただけることになり、とても光栄に思います。ロシアの作曲家の曲だけで構成したこの演奏会は私達にとってとても挑戦的なものです。日々、試行錯誤しながら合わせを重ねています。多くのお客様にロシア音楽の素晴らしさを私達の演奏で伝えられたらと思っています。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
私がお勧めしたいのは、ラフマニノフ作曲のヴォカリーズです。この曲は歌曲でソプラノやテノールで歌われる「14の歌曲集」の終曲です。歌詞が母音「アー」のみで、溜め息のように歌われる旋律が特徴的な曲です。ヴァイオリンやチェロでの編曲版で演奏されることが多いですが、今回はヴィオラ編曲版でお送りします。ヴィオラで奏でるヴォカリーズの美しい旋律を楽しんでいただけたらと思います。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
今回演奏させていただくピア二ストの匂坂さんは、私が大学に入ってからずっと伴奏をお願いしている方でとても信頼している素晴らしいピアニストです。彼女といつか一緒に室内楽ができたらと思っていたのでこの機会に恵まれとても嬉しく思っています。弦楽器のメンバーとは普段から一緒に演奏をし、演奏会等も行っているので、とても安心感があります。このような素晴らしいメンバーと共演出来ることにとても感謝しています。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
私は室内楽を演奏することがとても好きで、多くの作曲家の曲を大学4年間で勉強してきました。ですが、まだまだヴィオラという立場での役割をきちんと果たすことができたと自信をもって言える曲はなくまだまだ未熟です。今後は自分自身で自信をもってヴィオラの良さを表現しつつ室内楽の中で自分の役割を果たすことができる演奏家になっていきたいと思っています。そして、多くの方々にヴィオラの良さを伝えられるヴィオラ奏者になっていきたいと思っています。
・お客様へ一言、お願いします。
全ての曲がロシアの作曲家のものを取り上げている演奏会は珍しいと思います。だからこそ、多くのお客様にたくさんのロシア音楽を聴いていただいて好きになっていただけたらと思っています。私達の大好きなロシア音楽の魅力を皆様に伝えられるよう頑張りたいと思います。
赤迫 智奈 (ヴァイオリン)
岡山県出身。6歳よりヴァイオリンを始める。18歳まで岡山市ジュニアオーケストラ所属。第48回岡山県学生音楽コンクール弦楽器部門第3位。ミハル・カニュカのマスタークラスを室内楽で受講。これまでにヴァイオリンを佐藤圭子、佐分利裕子、橋本洋、桐山建志、室内楽を桐山建志、花崎薫、白石禮子の各氏に師事。現在、愛知県立芸術大学4年在学中。
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
私たちが届けたい音楽がお客様に伝わるよう、精一杯演奏したいと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
チャイコフスキーの弦楽四重奏第1番は有名な文豪トルストイが感動のあまり涙を流した、というエピソードがあるほどとても美しく輝かしさの中に哀愁を感じる旋律がとても魅力的です。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
音楽に対してとても熱い気持ちを持っています。作曲者が曲に込めた想いが伝わるような演奏を目指して互いに意見を交わしなが
ら、日々練習に取り組んでいます。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
音楽の素晴らしさを多くの人に感じていただきたい。という思いで演奏活動を積極的に広げて行けたらいいなと思います。
・お客様へ一言、お願いします。
演奏会にたくさんの方に足を運んでいただきたいと思います。ぜひ、お越しください。
水野 綸 (ヴァイオリン)
愛知県出身。2歳よりヴァイオリンを始める。2015年イタリア、アメリカにて演奏ツアーに参加、第16回大阪国際音楽コンクールファイナル入選、第9回ベーテン音楽コンクール全国大会入選。2016年第19回長江杯国際音楽コンクール第5位(第1位なし)。2017年大学の学内選抜により「室内楽の夕べ」「室内楽の楽しみ」に出演。レオニード・ソロコフ、ピンカス・ズッカーマン、高木和弘、戸田弥生の各氏の公開レッスンを受講。これまでにヴァイオリンを松本茂、森下陽子、大関博明、野口千代光、白石禮子、室内楽を澤クァルテット、桐山建志、天野武子、百武由紀、白石禮子、辻井淳の各氏に師事。現在、愛知県立芸術大学3年在学。
・リサイタルにかける意気込みを教えてください。
今回リサイタルを出来ることになったことすごく嬉しいです。自分の大好きなロシアの作品を演奏できることがとても楽しみです。色々な編成で色々な作曲家で盛りだくさんですが、どれも良い曲なので、それぞれの世界観を表現したいと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
特にお勧めしたいのはグラズノフの弦楽四重奏曲第4番です。他の演奏曲はファーストヴァイオリンがほとんどのメロディーを担当することが多い中、この曲は色んなパートにメロディーが入り混じっているのでとてもアンサンブルが大変です。でも重厚な響きやグラズノフの独特な世界観を感じられる素晴らしい作品です。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
今回演奏するメンバーは全員大学の先輩で、いつも色々なことを助けられています。みんな熱心なので色々と頑張ってくれていると思います。私が自由に弾けるようにカルテットでは下三声で練習してくれたりしていて支えられています。ピアノを含めた編成ではガラッと雰囲気も変わり、色んなアイデアを出してくれるので楽しく演奏させてもらっています。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
今室内楽やソロ、オーケストラなどいろいろな編成でたくさんの経験もさせてもらっています。多くの作曲家の作品を弾いて、それぞれの曲に合ったアプローチの仕方について研究しているところです。今後どのような形で演奏活動をするかまだ決まっていませんが、色々な表現で曲の魅力を伝えられる演奏家になりたいです。
・お客様へ一言、お願いします。
ロシアの作品をこんなに聴けるのは珍しいと思います。メジャーなものからマイナーなものまで色々な曲を弾きますが、どれも良い曲で曲風も様々なので、飽きずにお楽しみいただけると思います。私もみなさんの心を掴めるように精一杯演奏します。