井口 侑奏 Yukana Iguchi
愛知県立芸術大学卒業、同大学大学院音楽研究科博士前期課程声楽領域を首席で修了。日本演奏連盟主催の「新進演奏家育成プロジェクト」において名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。あいちトリエンナーレプロデュースオペラ『魔笛』に童子Ⅰ 役で出演。声楽を熊谷美子、熊谷公博、佐橋美起、森川栄子、三輪陽子の各氏に師事。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
皆様が日常を忘れるくらい、どっぷり浸れる音楽をお届けしたいです。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
すべての歌詞、すべての音に心を注いでいますので余すことなく楽しんでいただきたいです。強いて言うのであれば、一曲一曲の空気感を変えられる音楽づくりを目指しているのでご注目ください!
・共演者はどのような印象の方たちですか。
とっても優秀で素敵なバス歌手です。今回ご一緒できるのが本当に楽しみで待ち遠しかったです!
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
人の琴線に触れる歌を歌える人間になりたいです。そして、ご縁を大切にできる音楽家になりたいです。
・お客様へ一言、お願いします。
音楽は1人ではできません。
お客様がそこにいて、私たちの音を受け止めてくださらねば、ただの音遊びになってしまいます。今日ここにお集まりいただいた皆様お一人お一人に感謝を申し上げます。
原田 実和子(ピアノ)
原田 実和子 Miwako Harada
岡山県立城東高校音楽学類、愛知県立芸術大学を経て、今春同大学院鍵盤楽器領域修了。これまでに内山優子、青木俊子、重利和徳、北住淳の各氏に師事。第3回上代記念音楽コンクールピアノ部門中学生の部第1位、第6回高校生の部第2位。第12回大阪国際音楽コンクールファイナル入選。2012年ドイツInternationale Klavierakademie Murrhardtにてディプロム取得。第30回愛知ピアノコンクール大学・一般部門金賞。大学在学中、愛知県立芸術大学学生によるピアノ名曲の夕べ、オープンキャンパスコンサートに出演。大学院在学中、名古屋大学との共同企画であるキャンパスコンサートに出演し、豊田講堂にて演奏。大学院最優秀修了生によるコンサートに出演。現在はピアノ講師として後進の指導にあたるほか、ソロ、伴奏等で積極的な音楽活動を行っている。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
フルート、チェロ、ピアノでトリオを組むのは今までに経験が無く、本番どんな音が鳴るのかとても楽しみです。そしてこのような新しい経験が自分の音楽の栄養になることは間違いないので、全力で楽しみ学びたいと思っています。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
今回のプログラムはフランスの作曲家の作品を主に取り上げています。その中でもゴーベールのロマンチックな小品は、初めて聴いた瞬間に「なんていい曲なんだ!」と驚きました。思わずうっとりしてしまうようなチェロの旋律に始まり、澄んだフルートの音も加わっての美しい掛け合い、フランス作品特有の和声で色づけしていくピアノ、とそれぞれの楽器の良さが非常によく表れている素晴らしい作品です。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
お二人とも気さくで、初めてお会いした時も初対面とは思えないほどリラックスして話すことができました。
チェロの山田さんはフランクでかる~いノリの時もありますが、音楽に関しては非常に熱いものを持っているように感じます。
フルートの松野さんは、面倒見の良いお兄さんのような方です。音楽に対しても真摯に向き合っているんだろうな、といった印象です。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
私は地元岡山から離れて愛知を拠点に活動していることもあり、知り合いが少なく新しい出会いが数多くあります。初めて知り合う方々にもらう新しい発見やエネルギーに心動かされることがたくさんあるので、色んな人と出会って成長していける音楽家になりたいと思っています。また、人と同じく音楽との出会いも大切にしたいです。世の中には自分の知らない音楽がまだまだ山のようにあり、それらとの出会いはこの上なく幸せなことだと感じています。音楽を食べず嫌いせず(弾かず嫌い?)いいなと思える音楽をどんどん増やしていけるような音楽家になりたいです。
・お客様へ一言、お願いします。
3人それぞれの良さが引き立つような、息の合った演奏ができるように頑張ります。楽しい演奏会になること間違いなしですのでぜひお越しください。
山田 真吾(チェロ)
山田 真吾 Shingo Yamada
6歳より才能教育研究会でチェロを始め、岐阜大学工学部卒業後、ハンガリー国立リスト音楽院修了。林良一、オンツァイ・チャバの両氏に師事。第14回ブルクハルト国際音楽コンクール弦楽器部門第2位(最高位)。第2回東京サミット音楽コンクールグランドファイナル銀賞第22回ヨーロッパ音楽コンクール弦楽器部門第3位(イタリア)ニューヨークサミットミュージックフェスティバル、ハンガリーフェスティバル、ミッドランド音楽祭等へ出演。ブダペスト、香港、東京、名古屋、岐阜でリサイタルを開催。ハンガリー、スイス、イタリア、オーストリア、オーストラリア、アメリカで演奏活動を行う。円光寺雅彦指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団とサン・サーンスチェロ協奏曲第1番を、リチェン指揮セントラル愛知交響楽団とハイドンチェロ協奏曲第1、2番を共演。最近ではクラシックのみならず、アルケミストと共演を重ねるなど活動の幅を広げている。現在ソロ、室内楽奏者として活動する一方、オーケストラの客演首席奏者も務める。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
なかなかこの編成でのコンサートはないので、「フルートトリオの魅力」をご堪能ください!
・共演者はどのような印象の方たちですか。
松野
とても誠実な人物。質実剛健なテクニックに裏打ちされた豊かな音楽性をもっている!
原田さん
今回が初共演!お酒を飲むとより楽しい人になります!演奏はいかに?!
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
60歳を全盛期にできるよう精進を重ねたいです!
・お客様へ一言、お願いします。
室内楽はあまり人気のない分野ですが、楽器間の掛け合いやバトルなど見所がたくさんあります。これを機会に室内楽を好きになってください!
松野 建(フルート)
松野 建 Tateru Matsuno
名古屋市生まれ。 同朋高校音楽科卒。国立音楽大学 フルート専攻 卒業。第5回 三重県フルートコンクール 第1位。第59回 全日本学生音楽コンクール名古屋大会 高校の部 第1位。これまでにフルートを、竹内梓、富久田治彦、大西圭子、大友太郎の各氏に師事。エマニュエル・パユ氏マスタークラス受講。jeugiaカルチャーセンターイオンモール千種、歌音美音楽スクール、「深音の館」フルート教室 各講師。名古屋を拠点に東海地方や東京でのコンサート活動多数。セントラル愛知交響楽団に出演。フラウト・トラヴェルソやリコーダー指導に加え、青少年オーケストラや吹奏楽の指導にも力を注いでいる。世界的タップダンスアーティスト、トニーマサとの共演や様々なJazzライブに主演。クラシックに留まらない分野で活動中。2014年ドイツ・オペラ公演「オペラクラシカ」に参加し、ベルリン、フランクフルト等ドイツ各地を巡回。2016年ロンドンにてモーツァルト:フルートとハープの為の協奏曲をロンドン・シンフォニエッタと共演。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
小春日和の午後にふさわしい室内楽の名曲を選びました。選曲のポイントは[ロマンチック]です。フランスの作曲家たちが描くエスプリであります!
言葉がなくとも分かり合えるトリオの3人、心に響く名曲をお届けします。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
「ファランク:トリオ」管楽器、弦楽器、鍵盤楽器の異なる音が相まって極上のサウンドが響きます。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
山田さんの印象→身体とチェロがまるで一体となっているような熱い演奏は必見です。
原田さんの印象→明るい性格でありながら内に秘めた音楽への愛情は人一倍強く可憐である。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
演奏を通して[元気]を届ける音楽家になることです。
・お客様へ一言、お願いします。
地元名古屋で活動するトリオです。
心に残る演奏をお届けします。
向吉 彩華(ヴァイオリン)
太田 咲耶(ハープ)
太田 咲耶 Sakuya Ota
愛知県出身。第 15 回大阪国際音楽コンクー ルハープ部門第 3 位。2014 年度フランス ニー ス夏期国際音楽アカデミーにてベルリンフィル 奏者マリーピエール=ラングラメ氏のマスター クラスを受講。愛知県立芸術大学を卒業。在学中、 学内選抜により、室内楽の夕べに出演。これまで にハープを近藤薫、木村茉莉、室内楽を白石玲子、 百武由紀の各氏に師事。4月より東京芸術大学大 学院修士課程1年在学中、早川りさこ氏に師事。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
今回、リサイタルを行う機会を頂いて大変嬉しく思っています!私は、昨年大学を卒業して、今は大学院で勉強を続けています。まだまだ未熟な身ではありますが、今の私の姿をリサイタルで皆様に見せれたらなと思います。
また、今回のリサイタルでは、前半をハープのソロ曲、後半を、ヴァイオリンとの室内楽、とプログラムを組みました。ソロも室内楽も素敵な曲を用意致しますので、ハープの魅力が是非伝わればな、と思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
ハープの演奏を身近に聞く機会はなかなか少ないと思いますが、実は素敵な曲が沢山あります。今回、有名な作曲家がハープのために書いた曲も幾つか演奏します。B.ブリテンの組曲やC.サン=サーンスのヴァイオリンとハープのための幻想曲等。こんな曲があったんだ!と是非楽しんで頂ければと思います。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
今回、ヴァイオリンで共演する向吉彩華さんは、大学生のときの同期で、昨年も演奏会で共演しました。ハープのことをよく分かってくれているので、とてもありがたいですし、助かっています。どんな曲でも難なく弾いてしまう彼女のヴァイオリンにも耳を傾けてくださいね!私はヴァイオリンの音がとっても好きなので、もっとハープとのデュオの曲が沢山あればいいなぁ、と思います。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
私はまだまだ勉強の身でありますが、ハープの魅力をもっと広げていけたらいいなと思いますし、沢山の人に、ハープの曲を知ってもらえたらいいなと思っています。その魅力を伝えられるような音楽家になるために、日々勉強に励んで頑張って行こうと思います。
・お客様へ一言、お願いします。
今回のリサイタルでは、様々な時代の曲を用意しました。全体を通して、皆様に少しでもハープのことを知っていただけたらいいな、と思います。是非、お気軽にお越しください。お待ちしています♪
石本卓斗(チェロ)
石本 卓斗 Takuto Ishimoto
9歳よりチェロを始める。愛知県立芸術大学音楽学部器楽科卒業。現在同大学大学院前期博士課程2年在学中。第45回定期演奏会、第45回卒業演奏会に出演。第15回九州音楽コンクール大学生部門金賞(第1位)、併せて審査員特別賞受賞。これまでに土田浩、天野武子、花崎薫、野村友紀、各氏に師事。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
すべてドヴォルザークの作品を演奏しますが、彼の音楽から溢れるチェコの雰囲気や、美しいメロディなどのたくさんの魅力を、今回一緒に演奏する仲間たちみんなで、お客様にお届けできたらと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
この演奏会の特徴は、ひとりの作曲家の、さまざまな編成の室内楽を演奏する、というところです。
楽器や編成によって変化する曲の表情や、楽器そのものの音色や魅力などを楽しんで頂けたらと思います。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
気心の知れた、笑いの絶えないメンバーです。皆やさしく、ほんわかとした雰囲気を持っていますが、音楽に対する姿勢や情熱は一級品です。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
音楽っていいな、楽しかったな、と一人でも多くの方に思ってもらえるような、心に響く楽しい演奏ができる音楽家になりたいと思っています。
・お客様へ一言、お願いします。
ドヴォルザークの作品の持つ溢れんばかりの魅力を、僕らなりに表現してお届けします。気を楽に、楽しんで頂けたら幸いです。
橋本歩(ヴィオラ)
橋本 歩 Ayumi Hashimoto
神奈川県出身。4歳よりヴァイオリンを始め、16歳でヴィオラに転向。愛知県立芸術大学音楽研究科博士前期課程卒業。 平成25年度優秀学生賞受賞。これまでにヴァイオリンを小竹緑、百瀬久美、ヴィオラを安藤美佳、百武由紀、鈴木学の各氏に師事。現在、桐朋オーケストラアカデミーに在籍。東海地方を中心に演奏活動を行っている。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
ドヴォルザークの名曲を通して、東欧チェコの雰囲気や、作曲家自身の魅力を伝えたいと思っています。
また、音楽を心から愛するメンバーが織りなすアンサンブルもお楽しみいただけるよう、心を尽くします。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
ドヴォルザークの魅力は、表情豊かなメロディーにあります。時に生き生きと、時に郷愁を誘うようなメロディーを様々な楽器で歌う様子は必聴です!
・共演者はどのような印象の方たちですか。
佐々木杏子さん:清らかで美しい音を奏でる素敵なピアニストです。普段は面白いことを言って笑わせてくれるムードメーカー!
尾高詩音里さん:謎多き美少女。音楽に対する鋭いセンスの持ち主で、本番の集中力がすごい人です。
加川由梨さん:誠実かつ洗練された音色で皆を支えてくれます。また、とてもお洒落でファッションリーダーでもあります。
石本卓斗さん:気さくな人柄で、愛されキャラです。音楽とチェロに熱い想いを持ち、華麗な音色で皆を引っ張っていってくれます。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
役者のように、様々な声色で聴き手を音楽の世界に引き込んでしまえるような演奏家を目指しています。
・お客様へ一言、お願いします。
愛らしく、親しみやすいドヴォルザークの名曲の数々をどうぞお楽しみください。
加川由梨(ヴァイオリン)
加川 由梨 Yuri Kagawa
愛知県出身。4歳よりヴァイオリンを始める。愛知県立芸術大学音楽学部器楽科卒業。同大学研究科卒業。2013年、ダナ・ヴラホヴァ氏の公開レッスンを受講。第22回ディパーチャー・コンサートに出演。これまでにヴァイオリンを吉田美雪、福本泰之、D.ノーランの各氏に師事。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
今回の演奏会は、オール・ドヴォルザークのプログラムです。
Quartet Ahojを結成して4年目になりますが、一人の作曲家に絞っての演奏は初めての試みです。チェコが大好きなAhojならではのドヴォルザークをお伝えできるように演奏したいと思います。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
弦楽四重奏のほか、ピアノ五重奏など色々な編成で演奏致します。ドヴォルザークの朗らかな雰囲気や、郷愁を誘うメロディー、華やかでダイナミックな音楽など、さまざまな魅力をよりいっそう感じていただけると思います。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
Ahojのメンバーは皆、気さくで楽しく素敵な人達で、演奏者としても尊敬しています。
ピアニストの佐々木さんと共演するのは今回が初めてですが、親しみやすい人柄で、素晴らしい演奏をされる方です。
このメンバーとリサイタルできることはとても嬉しく、楽しみです。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
また演奏を聴いてみたいと思っていただけるような演奏家を目指していきたいと思います。
・お客様へ一言、お願いします。
Quartet Ahojと佐々木杏子さんで、ドヴォルザークの魅力あふれるプログラムをお届けします。
皆さまにお聴きいただけるのを楽しみにしています。
尾高詩音里(ヴァイオリン)
尾髙 詩音里 Shiori Odaka
長野県塩尻市出身。愛知県立芸術大学音楽学部器楽科卒業、研究科卒業。愛知県立芸術大学第44回卒業演奏会、第35回読売中部新人演奏会に出演。
・リサイタルの意気込みをお聞かせ下さい。
ドヴォルザークのさまざま名曲をみなさまに楽しんでいただけるよう、それぞれの曲、ドヴォルザークのよさが伝わるような演奏をしたいです。
・演奏する曲の中でのおすすめしたいポイントを教えて下さい。
色々な編成で演奏しますが、ピアノ五重奏が迫力もあり聞き応えがあります。
・共演者はどのような印象の方たちですか。
みんな明るく穏やかで優しくて個性的で、とにかく愉快な仲間です。
・今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。
わたしが関わる演奏会にきてくださった方が、今日はたのしかったな、いい日だったな、とおもってもらえるような、音楽でちいさな幸せを届けられる音楽家になりたいと思います。。
・お客様へ一言、お願いします。
日曜日の夜というおやすみ最後の時間に足をお運びくださり本当にありがとうございます。私たちQuartet Ahojが大好きなドヴォルザークの作品を弦楽器とピアノ、様々な編成で演奏致します。みなさまにも「ドヴォルザークって、いいなあ!」なんておもっていただけたら、嬉しいです。