2022年4月10日(日)にリサイタルをされる藤原伊央里さんに、リサイタルに向けたインタビューをさせていただきました。ご来場いただけますお客様はこちらをお読みいただき、リサイタルまでのお日にちを楽しみにお待ちください。
【 プロフィール 】
藤原伊央里 (ピアノ)
≪このリサイタルにかける意気込みを教えてください。≫
今回は大好きなシューマンのプログラムです。
小さい頃から好きだったシューマンですが、リサイタルでプログラムの中心に選んだのは初めてです。
めまぐるしく移り変わる感情や情景があまりにも美しく魅力的で、到底私には表現しきれないとずっと思っていました。
今回「シューマンを弾こう」と思えたことは自分にとっても驚きであり、喜びでもありました。雲の上の作品たちにほんの少し近づけたような気持ちです。今はシューマンの作品を演奏する楽しさと共に手強さをいっぱいに感じている最中ですが、リサイタル当日はシューマンの作品を演奏する幸せを噛みしめて、会場の皆様と一緒に楽しみたいです。
≪演奏する曲の中でお勧めしたいポイントを教えて下さい。≫
シューマンは気に入っているフレーズを複数の作品に登場させたり、言葉(アルファベット)を音名に置き換えてテーマを作ったりと、音遊びをたくさんしています。今回演奏する作品の中でも、異なる作品に同じフレーズが出てきたり、《謝肉祭》では「ASCH」という地名から多様なテーマが作り出され、たくさんの登場人物が次々に現れます。「ショパン風」「パガニーニ風」といった作品も出てきて、思わずくすっと笑いたくなるような瞬間があるかもしれません。是非楽しんで聴いてください!
≪今後、こうした音楽家になっていきたいという理想を教えて下さい。≫
「今が人生で一番音楽が好き。」「今が人生で一番音楽に近づけた。」
人生の最後の最後までそう思えるように、常に前に進み続ける音楽家でありたいです。
≪お客様へお一言お願いします。≫
春にふさわしい、明るく楽しく、暖かい作品を詰め込みました。
コロナウイルスがなかなかおさまらず、マスクを外して春の陽気を思いきり浴びられる日はいつになるやら分かりませんが、ご来場くださる皆様に、メンデルスゾーンとシューマンの織り成す春の情景やお祭り騒ぎを、ほんのひとときではありますが、たっぷり感じていただけたら嬉しいです。会場にてお会いできるのを楽しみにお待ちしております!
2022年4月10日(日)チケットお求め方法
主催:アイリス音楽振興会
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